文献検索・関連研究調査の仕方 by 安村通晃
updated 2002. 5. 15.
はじめに
- 関連研究調査、参考文献検索をなぜするか?
- 新規性、先行研究との差異、自分の研究の位置づけ
- 研究スタイル: ヨーロッパ型とアメリカ型
文献調査の3形態
- 図書館/研究室での検索
- サーチエンジンからの検索
- データベースでの検索
図書館/研究室での検索
- 実際の論文誌などを手に取り、閲覧する
日頃から目を通す論文誌などをある程度決めておく。
図書館では、自分の研究分野の論文類がどこにあるか予め調べておく。
- 資料検索システムを利用
慶応大学の場合:
OPAC。
- 電子ジャーナルの利用
慶応SFCの場合:
E-Journal。
利用対象ジャーナル類: 日経BP、ACM、IEEE、コンピュータソフトウェア等。
WWW(Web)からの検索
- 何を探すか
- どのように探すか
データベースによる検索
- DIALOG
- INSPEC
- NACSIS-IR
- その他
(※)注意: 代行検索の場合やプロキシーの設定が必要な場合もある。
文献調査の注意点とヒント
- 自分の研究に最も近い最新の論文を最初に見つける。
この論文の参考文献から、重要と思われるものを逆に遡る。
- 自分の研究に最も近い最も基本的な論文も探しておく。
- 研究マップを作ってみる。
- 関連研究論文をファイルする。
- 論文の読み方
- 研究の背景、動機、テーマの部分だけをまず読み、
具体的な解決策や得られるであろう結果は予想してみる
- どういう手法を用いているか、設定している実験の方法や
設計の方針などを参考にする。
- 結果について、どういう新規性があるか、逆に何が不足しているか、
考えてみる。
- 評価の高い優れた論文を良く読み、そのスタイルや構造、論旨の展開などを
参考にしよう。
付録: 論文の被引用(citation)数について