プレゼンテーションの技法

2002 May 15. 安村通晃

はじめに

  • プレゼンテーションとは何か?
  • 学会発表におけるプレゼンテーション
  • なぜプレゼンテーションが重要なのか?
  • 良いプレゼン、悪いプレゼン
  • 実例: 悪いプレゼンテーション

  • 与えられた時間を超過する
  • 前置きがやたら長い、本論になかなか入らない
  • 言いたいことが良く分からない
  • 話の流れが見えない
  • 3文字略語など、用語を未定義で使う
  • 後(スクリーンの方)を見たまま、お尻を聴衆に向ける
  • 声がはっきり聞こえない
  • スライドの文字が小さい、文字の数が多すぎる
  • スライドに書いてないことを長々と話す
  • スライドに書いてあることを充分説明しないで次々に進む
  • 質問したことの答えがはっきりしない
  • 準備: 分かりやすいスライドの作り方

  • 話のテーマを決める
  • 話の流れを考える
  • イントロが大事。最初の1分が勝負。
  • スライド1枚で約1分。1分で話せる内容にまとめる。
  • 図・表を充分に入れる
  • 文章は原則箇条書きで7〜10行以内
  • 話に出てくる重要なことはスライドに書く
  • スライドに書いた内容は原則すべて説明
  • 実践: 良いプレゼンテーション

  • 最初にテーマ(課題)が何かを分かって貰う
  • 聴衆を掴む
  • 前を向き、はっきり堂々と話す
  • 聴衆を見て、その反応を確かめながら語る
  • 難解な部分は、分かった気にさせる
  • 質問には誠実に答える
  • 自分の主張したいことはしっかり伝える
  • 研究の成果・意義を充分に伝える
  • 関連文献・資料

  • Mehrabian, A., Silent messages. Wardworth, (1971).
    「メラビアンの法則:人間のコミュニケーション =
    言語の内容(7%) + 音声の表現(38%) + 身振り・表情(55%)」
  • プレゼン道入門 - 科学研究のよりよい発表法 by 松田卓也。
  • 諏訪邦夫、発表の技法、計画の建て方からパソコン利用法まで、 講談社ブルーバックス。