慶應大学SFCにおける視覚障害者向けシステム概要


基本的な考え:
視覚障害者がコンピュータを用いて情報にアクセスする手段を提供する。特に、 SFCにおける分散環境での電子メールやインターネットの利用、レポート作成、 電子辞書へのアクセスなどを可能とする。この際、晴眼者の学生との共同作業が 出来るかぎり可能であるようなものとする。また、日本語と英語の2つの言語が 使用可能なものにする。さらに、ユーザーにとって使いやすいものを重視する。 入力手段として、キーボードを基本とし、これにOCRを併用する。出力手段と しては、点字ディスプレイと音声合成を基本とし、これに点字プリンターを 併用する。
基本構成は次の通り:
(日本語用、英語用、および、IBMから貸与されたもの とがある)
  • 日本語用パソコン(PC-98 + MS-DOS + イーサボード)
  • 日本語用音声合成装置(富士通 FM-VS101)+増設ボード(VDS98P)+ 音声合成ソフト(VDM100)+点字化ソフト(エクストラ)
  • 点字プリンター(ドイツ ティール社製)
  • WS(Sony NEWS)
  • 英語用パソコン(IBM-PC + PC-DOS + イーサボード)
  • 英語用音声合成装置(DecTalk)+スキャナー=OpenBook(アーケンストン社)
  • 英語用画面読みあげソフト(JAWS)+英語用点字化ソフト(MegaDots)
  • 点字ディスプレイ(オランダ ALVA社製。80桁)
  • 点字ディスプレイ(オランダ ALVA社製。40桁)
  • 点字プリンター(IBM ESA721)
  • 点字ピンディスプレイ(TSI社 Navigater)
  • ThinkPad(IBM)
  • 点字編集システム
  • 日本語スクリーンブレイラー
  • 点字大辞林システム
  • プログレッシブ点字英和辞典