ヒューマンインターフェイスの眼 (その8).
by. 安村通晃 1998. 2. 13
冬期オリンピックに近代5種?
今、長野オリンピックの真最中ですが、天候が安定せず、大会役員の苦労は 絶えないようです。
私は、パソコン(Macintosh)を使いながら、よくテレビの音声だけをラジオで 聞いていますが、夏のオリンピックに比べ、冬のオリンピックは、音声だけでは なかなか分かりづらいものがあります。
また、夏のオリンピックは近代5種とか10種があるのに、冬のオリンピックは なぜないのでしょう。せいぜい、射撃と距離を組み合わせたバイアスロンとか、 距離とジャンプを組合わせたノルディック複合くらいです
冬の(近代?)5種を作るとなると、種目は何になるのでしょう。
回転、滑降、ジャンプ、距離に後一つは、射撃でしょうか? こちらは、スキーが ベースですね。
10種となるともっとバリエーションが考えられます。上記の5種に加えて、 スノーボード、スピードスケート、フィギャースケート、リュージュ、にモーグル くらいでしょうか。
団体競技もありだとすると、カーリング、アイスホッケー、などの他に、 正式種目ではありませんが、雪合戦などを加えると楽しいですね。
コンピュータでビデオ予約
家電製品とコンピュータとの融合のうち、なぜ、ビデオとコンピュータの 合体した(というか、コンピュータから扱える)ものが製品として出てこないのか、 不思議です。
技術的には、インターネットから送られてくるテレビ番組表(すでにあるそうです) をコンピュータで、自分の好きな番組をサーチするか、タッチパネルで選択して ゆくかで、今の新聞+リモコンよりもはるかに快適に予約ができることは、今すぐに でも、可能だと思うのですが。
そうすれば、Gコードのような面倒なことはなくなりますし、これから、数百 チャネルといわれるデジタル放送に対しても、自分の見たい/聞きたい番組、歌手、 カテゴリーを予めセットしておくだけで、自動的に録画が行なわれると思いますが、 なぜ、こういうものが現れないのでしょう???
シェアと普及率の秘密
マックのシェアが3%まで下がったという報道がある一方で、実際のマックの 使用率は13%あるという
報告
もある。
同じような話しとして、カーナビの売上台数を合計すると車4台に1つの割合い (25%)にすでになっているとか、パソコンも、3人に1人の割合いで売れていることに なっている。
まだ、はっきりとした根拠はないが、さまざまなものは、25%の普及率を越えると 後は、一挙に普及するようになるらしい。そのことからすると、カーナビやパソコンが 25%の所有率を越えた、というのは実感に合わない。それだけ普及するのなら、 もっと皆が買い始めても良いはずだからである。
その秘密は何か。からくりは簡単である。一人で複数台持っていたり、あるいは、 少し古い機種がお仕入れにしまわれていることを勘定に入れてないのだ。
ちなみに、私自身がどのくらいのパソコンを持っているかというと、職場(大学) においてあるコンピュータを別にしても、なんと6台もある。(うち1台は使用して いない。)このような偏りがあるから、普及率という数字は気をつけて理解しないと いけない。
なお、冷蔵庫や洗濯機のようなものは、あまり1家に1台以上はおかないから、 普及率の数字は大体正しいと見て良い。(厳密にいうと少し違うが)
以上のことでご意見のある方、一緒に製品かや開発をやろうという人、私の気づいて いないことをご存知の方は、ぜひ安村(yasumura(at)sfc.keio.ac.jp)までご連絡下さい。