ヒューマンインターフェイスの眼 (その7).

by. 安村通晃 1998. 2. 6 Revised '99. 12. 14/ '06. 09. 12
  • スタンプクラブ(スタクラ)

    プリントクラブ(通称プリクラ)が大はやりである。理由はいろいろある。単なる写真ではなく、 背景が変えられる、シールになる、複数のコピーが出るので、友達と交換ができる、などなど。
    話しは変わって、個人のちょっとした贈答で喜ばれるのは、テレフォンカードである。実用的で かさばらず、しかもデザインの良いものは長く持っていたい、人との交換もできるし、 個人の記念のカードも作れるなど、いい点が一杯ある。恐らく、実際に使用されているカードの 何十倍も出回っているのだろう。
    同じようなことが切手でもできるのではないか。つまり、個人や団体、企業などの切手を郵政省が 発行するわけだ。自分の記念切手を親戚に配るのもより、企業では広告にもなる。タレントを抱える 事務所では、タレントの切手はプレミアつきで市場に出回るだろう。郵政省も大儲けできる。
    ついでに、この儲けによって得られた資金で、7桁の郵便番号を廃止し、住所の直接文字認識を さらに進めてもらいたい。
    [追記] このアイデアは、私は1997年の秋に独自に考え付いたものであるが、それより 約半年前に、野田聖子郵政事務次官(当時。現在の郵政大臣)が、プリクラ切手と して思いついたそうである。残念ながら、まだ実現していないが、早く実現して 欲しいものである。(1999.1.27)
    つい最近、個人の写真を、フレーム切手、あるいは写真付き切手の形で、 切手化するシステムが実現したようである。「オリジナル切手作成サービス」 と呼ばれている。フレーム切手は、80円10枚で1200円。写真付き切手は80円10枚で 1000円。(2006. 9. 12)

  • 自動車の表情

    今の自動車は実に表情に乏しい。ライトがあり、ウィンカーがあるだけだ。無理やり、ハザードを アリガトウの意味で使ったりもしている。クラクションも単なる警笛くらいにしか使えない。
    そこで、自動車のフロントパネルとバックパネルに液晶ディスプレイをつけてはどうだろう。そこに 文字通り、自動車の「顔」(と後ろ顔)にするわけだ。割り込まれて怒っているとか、譲ってもらって 喜んでいる、渋滞で悲しんでいる、急な飛び出しで驚いているなどが一目で分かる。急いでいるか、 のんびりしているかもわかる。
    直接、文字で道を教えあったりできるかも知れない。企業の車なら、宣伝を流してもいいかも知れない。
    だれか、こんな車を一緒に試作してみませんか?

    [追記] ポストペットの作者である 八谷和彦さんが、 サンクステイルというのを 試作した、という報告を頂きました。これは、車の後部に置き、文字通り尻尾を振るような動作を するものです。(レポーター: 五十嵐健夫氏)。(1999.12.14)
  • 電車の中でのラップトップ

    電車の中でラップトップを使ってみた。
    一般的にいうと、肘が隣の人と当たりそうになることと、通常の座席では、膝が水平よりも下に下がって しまうので、ラップトップが前ノメリのような格好になり、使いづらい。
    通常は、ラップトップの下に鞄を入れたりしてつかっているが、安定しない。もちろん、かかとを浮かす と高さとしては丁度いいが、長続きしない。
    昔の映画館や駅弁売りのような、肩から下げる箱のようなものがあれば、いいかも知れないが、格好良く 作るのは難しそうだ。
    どなたか、うまい工夫をされている方がいれば、ぜひ教えてもらいたい。
  • 以上のことで、ご意見のある方は、安村(yasumura(at)sfc.keio.ac.jp)まで。